2008年06月10日

みちのく1人旅〜フライでGO!東北遠征編A〜

titleakita1.JPG

※写真は敬称略です、念の為。

ホームに降りた私は思わず空を見上げた。
『チッ・・・』 自然と顔が歪む。
車窓から見える景色で結構な雨模様なのは分かっていた。しかし実際に顔に当たる雨粒を肌で感じると、過酷な現実を再認識せずにはいられない。

―これは無駄足になるかも

1年近い歳月を費やしてようやく実現した計画。
天気には勝てないと頭で理解していても、何故この時に限ってと考えてしまう。
日程は過去数年の気象データと睨めっこし、梅雨入りのタイミングも全て把握した上で決めた筈だった。
このタイミングなら90%の確率で晴れか曇り。いい釣りが出来る。そう確信しての事だった。

―神様も随分と意地悪なもんだ

ついこぼれそうになる恨み言をどうにか飲み込み、シトシトと降る雨の中を改札に向かう。
自動改札のない、懐かしさを感じる駅舎。
子供の頃に実家で見た事のある、駅員が切符を切る光景は、雨との相乗効果でどこか懐かしい、里帰りをした様な錯覚を起こさせる。

―まあ、こんな雰囲気を味わえるだけでもいいか

そんな風に思いながら、駅員に切符を渡し改札を抜けた私の目に飛び込んで来たのは・・・



地元の女子高生じょしこーせージョシコーセー・・・



そうか!今は朝の8時。しかも平日。通学時間帯かぁぁっっっ!!!
おぉ!都会のスレたギャルどもとは違う!違うぞ!!(←止めろ)
あっちもこっちも色白の秋田美人予備軍がいっぱいだぁぁっっ!!(←お願い止めて)
もう!もう!もうぅぅぅぅっっっ!!(←誰か・・・)


















おぢさん、フィッシュオン!!!

(↑もういっそ殺して)



今までの雰囲気ぶち壊しで実釣1日目スタートです・・・・・


++++++++++++++++++++


夜行列車の旅を終え、目的地秋田県に到着したオイラ。
直前に『少し遅れます』とのしろさんからメールを頂いていたので、駅の喫煙所で一服。
青森を過ぎる辺りから降っていた雨は相変わらず止む気配なし。
土砂降りじゃないし、後はガイドののしろさんを信じてやるしかない。
そんな事を考えながら、タバコをふかし、ボヤ〜っと女子高生を眺めていると(←いい加減にしろ)のしろさん登場。

『ヒデさんですか〜?』
『はい〜、そういうアナタはのしろさん?』
『いや〜どうもどうも!』

パパッと挨拶、がっちり握手。

早速のしろさんの車に乗り込み、いざ戦場へ。
目的地は谷間を流れる清流。狙うはイワナ。

さすがに初めてお会いする方。
話すきっかけが中々摑めず、ポツポツと交わす会話の間が長い・・・・・なんて事は無く、終始しゃべりっぱなしであっという間に時間が過ぎていく。ブロガー同士なんてこんなもんでしょ?

途中お土産を渡す為、のしろさんの御自宅に寄ってもらいつつ小一時間。
車2台がすれ違うのも難しそうな林道に突入。携帯の電波は既に入らない。
いかにも本州の入渓手段という雰囲気にワクワク、ドキドキしながら奥へ進んで行くと、眼下に今日のフィールドが見えた!

IMGP3506.JPG

素晴らしい


そして前方には先行する釣り人らしき車が見えた(泣)

IMGP3507.JPG

怨めしい


『あちゃ〜』と言いながらものしろさんはどこか余裕、と言うか『いつもの事』的な感じ。
お気楽にポイント選択できる北海道との大きな違いを痛切に感じた瞬間だった。

途中に架かる橋で川の様子を見ながらどんどん進む。前の車もどんどん進む(泣)
ええい!こっちははるばる北海道から来てんだぞ!?







少しは遠慮しろ(←無茶言うな)


のしろさん曰く、雨は前日の夜から降り続いているらしく、川も増水傾向にある模様。
それでも濁りらしい濁りは見えず、渓相自体は素晴らしく感じる。
原水は世界遺産の白神山地。豊かな森林を抱える川は生半可な事じゃ濁らないっぽい。
やっぱり自然の力は凄い。ダムなんて作ってる場合ぢゃないよ、ホント。

いい加減前の車がしつこいので(多分向こうもそう思ってる)良さそうな所で入渓する事に。
早速準備を済ませ、渓へ降りる。
今回一番入魂したくなかったレインジャケットに真っ先に入魂するハメになるとは思わんかった(泣)

『どうぞ、どうぞ!』と気を使ってくれるのしろさん。滅多に来れない流れだし、お言葉に甘えてキャストを開始。
この為に買ったCAPSアヴィエーター7.2f#3。事前練習をしなかった割にはすんなり振れる。
オイラとは相性が良さそう♪
頭上の障害物をかわす為、慣れないバックハンドでフォルスキャスト。
いよいよ東北デビュー・・・よっしゃ、いくぜぃ!!



ビシィッ!!!




おぉ!凄い手応え!
なんて強烈な引きなんだ!!東北の木(泣)

やっちまいました。記念すべき1投目はバックに引っ掛けるというお約束(泣)

思わずのしろさんと苦笑い。気を取り直して再度キャスト。
目の前3mほどにある岩の後ろのタルミにフライを落とす。結んでいるのはのしろさんお薦めのオレンジボディのエルクヘアカディス、サイズは#14。

フライがタルミにうまく入ったと思った瞬間、パシャッという音と共にフライが消えた!?
反射的にロッドを立てると魚らしき手応えが!!

えぇっっ!?』後ろからは驚いたのしろさんの声。

もっと驚いたのは当人のオイラ。2投目で入渓地点だぞ!?
見た感じ魚はそんなに大きくないが、増水した流れが手伝い結構な引き味。
3番ロッドの曲がり具合を楽しみながらランディング。
記念すべき1匹目は腹の黄色いイワナらしいイワナ。サイズは20cmも無い位だがメチャクチャ嬉しい♪

『ネット入魂はもう少し大きい奴で・・・』という邪な考えを抱いたせいか、写真を撮る前に脱走(泣)
幸いのしろさんが撮影してくれてました。(感謝!)

『おめでとうございます〜!』『いやいや、ありがとうございます〜!』

そんな言葉を交わしながらも、あまりに突然の出来事に2人ともどこか実感が沸かない。
が、これなら今日はまだイケル?
そんな希望も沸いてきて雨の中釣り上がり開始。

大岩、小岩、プールにタルミと数mごとにおいしそうなポイントが連続する。
そんな場所を全て譲ってくれるのしろさん、本当に感謝です。
せっかくなのでお言葉に甘えつつポイントというポイントにフライを打ち込んでいく。

とにかく雨が辛い。
一応透湿素材とは言え安物のレインジャケット。これだけ雨に降られると嫌でも蒸してくる。
おまけにフライはすぐにビショビショになり、頻繁な交換を余儀なくされる。

そして渓相。
山岳渓流らしくそこら中に点在する岩は流れを複雑にし、オイラの腕ではナチュラルドリフトが中々出来ず、たまに出来ても数秒という有様。北海道でもそーだろーって?ウッセー
とどめとばかりに覆いかぶさる木がことごとくキャストの障害になる。

IMGP3508.JPG

ホント難しいっす(汗)


自分の未熟さをとことん痛感←今更かよって言った奴、歯を喰いしばって一歩前へ♪


こりゃ、帰ったら師匠に再特・・・・・おっと、今のナシ(爆)


そんなオイラなのに、しかもこのタフコンディションなのに、北海道から来たオイラに川の神様は寛大だった。

釣り上がり開始から僅か30分で2匹目がヒット!!やはり岩の後ろのタルミ。

iwana2nd.JPG

ようやく入魂


メチャクチャ綺麗なイワナ。
こんな流れで生息しているからか、こんなサイズでもかなり引いて面白い。
正直、この1匹でここまで来た甲斐があったと思えた。
言い訳でも何でも無く、魚はサイズじゃありませんなー♪

その後も何度か反応があるが乗せられない状況が続く。
このコンディションでこの反応。とてつもなく凄いキャパの川かも知れない。

そしてのしろさんも凄かった。
オイラが散々荒らした後なのにきっちり魚を出している。勿論どれもグッドプロポーションな秋田美人イワナばかり。
ポイントの見極め、キャスト・・・いかに自分が北海道でユルイ釣りをしてるか痛感(汗)


やっぱり師匠に猛特・・・・・おっと危ない(核爆)


それでも2匹目から1時間後、3本目をヒット。

iwana3rd.JPG

ええ顔や〜〜〜♪


ホント大満足。
こんな状況でこんだけ釣れれば、もう帰ってもいい(と本気で思った)







来て良かった〜〜〜〜〜(涙)





そんな中、降ったり止んだり、強くなったり弱くなったりの雨がかなり本降りになってきた。
目の前はどっからどう行っても進めなさそうな小滝とプール。
水量も入渓した時より増えてきた様子。ついでに僅かながら濁りも見えてきた(泣)

『とりあえず一旦上がりましょうか?』とのしろさん。
その方が良さそう。
このまま増水して流されでもしたらオイシイ楽しめない。
ほとんど垂直の土手(?)をよじ登り最初の区間を脱出。本州の渓流ってホント体力必要なのね(泣)

どうするか迷った挙句、下流へ向かいながら良さげな所を拾って行く事に。
途中、支流(というよりは沢という印象)も立ち寄ってみたが、反応が一度あったのみ。
雨・気温(水温)・増水・障害物の無限コンボは着実にオイラの体力を削いでいく(汗)


しかし困った。


オイラ的には『お金と時間をかけて行きましたが雨で釣りできませんでした(泣)』とか『ボンズでした(泣)』もしくは『笑いが止まらない大爆釣でした〜♪』というのが理想。






だってその方がオイシイもん(あぁ・・・)






『イワナ3匹釣ったよ!』
そんな平々凡々な釣行記はきっと読者が求めてない(←お前は何を求めてるんだよ)
嘲笑とさげすみを最大の栄養源とする当ブログには一般のブロガーの様な綺麗な結果はいらないんだーだーだー・・・・・











すっげえ空しい(泣)




が、このあと事態は急転します。
他人の不幸と自分の幸せで構築される悪魔的要素の強い当ブログの本領発揮でございます。
以下次回!1日目後編を待て!!












やっぱり空しい(爆泣)





ではでは♪


ホント今回の釣行記は長いです(全体としても1回としても)
普段もいい加減長いですけど更に長いです(滝汗)
そんだけ思い入れがあるんです。正直全部書ききれない(困)
皆さん、お時間のある時にお酒やお茶、愛煙家の方は灰皿とタバコを御用意の上、のんびりと読んで下さい。
一応、今週中にファイナルの・・・・・予定です、予定(汗)
できる事なら最後までお付き合い願います〜
posted by ヒデ at 12:58| ☀| Comment(8) | TrackBack(1) | 釣行記(自然河川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最初の写真カックイイっすね〜
いかにも谷間の釣りって感じで!
やっぱりモデルがいいんだな(超爆

そういやジョシコーセーの方が先でしたね(笑
ご一緒した釣行がどのように描かれるのか
ひじょうに楽しみにしてますが、ナルホドこんなんなるんですね!
輪をかけて楽しみに続きを待ちます♪
Posted by のしろ at 2008年06月10日 20:47
ヒデ様
北海道の川と勝手が違い苦戦をしたと思ったら流石ヒデさん ちゃんと形にしてお魚さんゲットして初となる岩魚を2投目で引きずり出すとは おぬし只者では無いです

ネットINお魚入魂もお目当ての岩魚で良かっただ 

Posted by 照 teru at 2008年06月10日 22:05
じょしこーせーの写真わぁ?
Posted by ビルK at 2008年06月10日 22:14
ヒデさんおばんです
いやぁ〜類を見ない素晴らしいエントリーです!
笑って読ませていただきました
「おぢさん、フィッシュオン
東北の木(泣)」
次回愛煙家の僕は
PCの前に灰皿待機で楽しみにしています
Posted by mochi at 2008年06月10日 22:33
女子高生は・・・(;;)>ビルKさんに同じ(笑)

いい渓相ですね・・・くぅぅぅ・・・釣りしたい(><)
もう週末が待ちきれないですぜ!
東北のイワナは結構手強いと聞いてます
ヒデさん、さすがだね!
この続きも楽しみにまってます
(秋田美人の画像も(^^))
Posted by domy at 2008年06月11日 07:06
のしろさん>
写真いいでしょ?
新緑深い山々・・・最高のモデルですよねー・・・え?違う?(爆)

今回の事で全てがノンフィクションだって事が御理解頂けたかと(笑)
だからこそ自分の体質が恨めしい・・・(泣)


teruさん>
ガイドが優秀でしたからねー♪
いきなりはビックリしましたけど、無事入魂もできたし良かったです!
Posted by ヒデ at 2008年06月11日 12:31
ビルKさん>
この御時世そりゃヤバイですって(汗)
絶対に捕まりますよ・・・

あ・・・でもそれって最高のネタだったかも?(爆)


mochiさん>
楽しんで頂けた様で何より(笑)
まだまだ続きます(汗)
のんびりと夜のお供にして頂ければ・・・
Posted by ヒデ at 2008年06月11日 12:33
domyさん、ども!

素晴らしい流れでしょ?
増水してこれですから、普段はどんなのか凄く気になります。
来年も・・・行くか?(笑)

週末出撃ですよね?
情報とネタお待ちしてまっせ!(笑)
Posted by ヒデ at 2008年06月11日 12:35
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北からのお客様 初日釣行編
Excerpt: 北の大地からブロガー来秋。 フライでGO!のヒデさん。 長い旅路の果てに辿り着いた秋田の地の印象はどんなものだったでしょうか。
Weblog: 毛鉤と川と我が家族
Tracked: 2008-06-10 20:12
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